その二には、合宿2日目から3日目の様子を記しています。
私は農作業に参加したわけではないので、夜のミーティングと参加者に出してもらった報告書をもとに様子を想像して書いていきます。
※また、書いていると伝聞表現が多くなり読みづらくなったので、ほとんど抜いています。
2日目
午前中に行った仕事は、トマトの脇芽取り、黒マルチ貼り、トマトの段ボールを畳む作業、猪対策用の電気柵の設置。
トマトの脇芽取りの作業の詳細は去年の夏合宿のブログに書いていましたのでそちらをご覧ください。
黒マルチ貼りは雑草対策や保湿、保水のために行いました。
黒マルチ貼りや脇芽取りなど、ビニールハウスの中で行う作業は、温度や湿度がとても高く、大変な作業だったそうです。また、たくさんの参加者が足腰が筋肉痛になったと言っていました。
午後は、引き続きトマトの脇芽取り、段ボール畳み、猪対策用の電気柵の設置をした他、洗車やかぼちゃのヘタ取りを行いました。
ヘタ取り作業は、かぼちゃが腐らないようにするとのこと。高温で悪くなったかぼちゃを見て、「野菜は収穫された後にも、消費者に届くまでに適切な管理をされる必要があること」を学んだという参加者もいました。
永田さん宅
永田さん宅では、毎回早起き当番があります。早起き当番になると、朝、5時台に永田さんが迎えに来るので結構大変。早朝5時から8時までの3時間の作業はネギを綺麗にする出荷のお手伝いをします。
他のメンバーは8時ごろ合流。
そこから午前中は穴が開いているところにネギの苗を植えていく作業をし、午後はハウス内の整備をしました。
吉住さん宅
吉住さん宅の初日の参加は2人。午前中は雨でみかんピールを詰める作業をしていました。吉住さん家の万葉さんと学校の話などをして、かなり仲良くなれたようです(*^^*)。他にも、直売の難しさやそれに伴うお客さんとの信頼関係の大切さなどを教えていただいたそうですよ。
午後はまむしの湯の上にある精米所の中を見学をさせていただいたり、ピールの乾燥をしたり、田んぼで稲を刈って乾燥させたりしました。
写真にある稲を束ねていく作業は私もした事がありますが、この稲はしめ縄飾りを作るためのもので、そのために乾燥させているそうです。吉住さん宅には、いつも立派なしめ縄が飾ってあります。
3日目
この日は無事、雨も上がり、4件の農家さんのところに分かれて訪問することができました( *´艸`)
加茂さん宅
午前中はトマトの支柱を埋める作業、電気柵の解体、カボチャの仕分けを行いました。
加茂グリーンファームさんでは、トマトをビニールハウス4個分も育てているらしく、かなりの量支柱を植えることになりました。カボチャは、店頭ではカットしたものを売る為、切って中身が腐っているかそうではないかを確認していきました。
午後はみかん畑の摘果作業と、枯れ枝取りを行いました。どちらも、みかんの実を傷つけず、大きく育てる為に重要な作業です。
永田さん宅
早起き当番の人は、昨日と同じくネギの下葉取りや芋虫取りを行い、出荷の準備をしました。
午前中はネギの苗植えをして、午後はでこぼこになっている地面を直すため、石を置いて地面を平らにしていきました。
この日は、永田さんと色々なお話ができ、「ネギの水耕栽培は全国でも5,6件しかしていない」ということ、「初期投資には1.5割増しの値段がかかるけど、土や天候に左右されないため、安定した収入が得られる」ことなどを教えていただいたそうです。
吉住さん宅
午前中は、田植え時期にお米の芽に被せていたシートとネット(雑草防止のシートと、土の中に埋めることで苗を取りやすくするネット)を洗って巻いていく作業をして、午後は福ふくの里でお米を店頭に並べました。
この日は、農業機械の金額や性能について教えていただいたそうです。「米の8割は機械代」という話を聞いて驚いたというメンバーもいました。
増田さん宅
午前中は、もう収穫が終わったみかん畑のまわりのフェンスを撤去していき、新しいみかん畑のまわりにフェンスを設置していきました。このフェンスは、主に猪とアナグマ対策ですが、「アナグマは体躯があまり大きくなく、フェンスをすり抜けるので厄介な存在」という苦悩を聞いたそうです。
午後はしめ縄用のお米を刈りました。
この日は、後継者問題の話をしていただいたようです。
2日目、3日目のフォトギャラリー
その三に続きますっ→