秋になると田んぼを彩ってくれるとっても綺麗な赤米!
APiQが長年お世話になっている吉住さんの田んぼには、この赤米を一目見ようと毎年大勢の人が集まってきます。(二丈赤米花見会)
ですが、赤米の美味しい炊き方や効能などを、皆さんは知っているでしょうか?
一風変わって今回のブログでは、白米と赤米の比較と効能、赤米の炊き方や他の食べ方などをご紹介します!
赤米と白米のちがいとは?
皆がいつも食べている白米は美味しくて食べやすいですが、実は育てやすさ、栄養面では赤米や黒米などの古代米の方が勝っています。
赤米、黒米などの古代米は病気、害虫、寒さにとても強く、栄養豊富に育つのが特徴!という有能なお米。
赤米の栄養と効能
赤米の栄養の秘密は、その「色」にありました。
赤米が赤く見えるのは、糖層(種皮、果皮)にタンニン系(植物に由来する成分ポリフェノールの総称)の赤色色素をたっぷり含んでいるからです。
そのタンニンの特徴は
〇抗酸化作用が多い
…酸化力の多い酸素(活性化酸素)が増えすぎると血管や細胞を傷 つけて体の内部を錆びさせ、動脈硬化などを引き起こしてしまう。
抗酸化作用とは、その活性化酸素を抑える働きの事なのでアンチエイジングに必要不可欠です。
〇体を温める効果がある
〇収れん
…肌を引き締める作用
〇メラニンを抑制
…動物の体表に現れる黒褐色または黒色の色素。シミのもとになってしまいます。
〇腸粘膜を刺激して引き締める
…腸内環境を整えてくれ、下痢を改善する効果。
ここまで見ただけでもすごくたくさんの効能がありますね!
更に白米と比べると・・・・・、
現代人に足りてないと言われる
・食物繊維を8倍
・カルシウムを3倍
・マグネシウムを4倍
血圧の低下、脳卒中の予防、骨密度の増加につながる
・カリウムを3倍
欠乏すると疲れやすさやだるさを引き起こす
・ビタミンB1を5倍
含んでいると分かっています!
とっても嬉しい作用ばかりですね
また、白米よりも少し固めでかみごたえがあるのも特徴です。少量でも満腹感を与えてくれるのでダイエットにも効果があります
赤米の炊き方と食べ方
上の写真のご飯は、どちらも白米と赤米を一緒に炊いたものです。
白米に赤米を混ぜて炊く炊き方
※白米に対する赤米の割合は1割~3割と人それぞれです。
お好みで調整してください。
①赤米を水に浸しておく
(赤米は玄米に近い状態なので、吸水時間をより多くとる必要があります。1時間という人や、4~5時間、あるいは一晩とこれも人それぞれですので、色々試してみてください(*^^*) )
②洗米した白米に、水ごと赤米を合わせる
(水ごと合わせる事で水に溶けだした栄養も取り込む事ができます)
③少し吸水させる
(美味しいご飯を炊く為には白米にも吸水時間が必要です。①と合わせて時間を考えたら良いですね。)
④いつも通り炊飯する
(この時、塩を入れるとおいしさが引き立ちます。また、赤米は銀杏やムカゴとの相性がいいので混ぜてみても良いですね。)
⑤ご飯をほぐします
完成(*'▽')
赤米と白米だけでなく、黒米などを入れて混ぜても良いと思います!
うるち米の赤米の特徴は。アミロース(でんぷんの成分)が多くパサパサしている事です。もちもちのお米が好きな日本人には合わないかもしれませんが、パエリアなどにすると色も映えるし美味しいですよ。
粘り気がなくアッサリしているので雑炊などにしても良いですし、炊きこんだ赤米にゴマ塩を振ってお赤飯のようにしても縁起が良いです。
反対に、もち米の赤米はお餅や団子、おはぎなどにぴったりです。
まとめ
・赤米には栄養がたっぷりで美容と健康に良い!
・料理に使うのにもそんなに手間がかからない
➡️一見とっつきにくいと思われがちな赤米は、実は料理にも使いやすく栄養がたっぷりな万能なお米でした!