夏休みに入ってすぐの8月の11日に、第2回目となる農業カフェを開催しました!
農業カフェとは
農業カフェとは、「農」や「食」に関する問題、テーマに対してフランクに、かつ真剣に話し合うというもの。
・「農」や「食」に関する関心や知識が不足している、または偏っている人が多い
・「農」や「食」に関して真剣に、かつフランクに議論できる場がない
という現状がある為、その解消を目指し開催されました。
参加者にはこの議論の場を通して、興味のある事に対して更に興味を深めてもらったり、将来の選択を後悔しないものにしてもらったりする事を目的にしています。
そして第2回目の企画目標は「参加者に『農』や『食』に対して自分の意見(基準)を持ってもらう」に決定しました!
がやがや門で迎えた農業カフェ本番!
開催された場所は「がやがや門」と呼ばれる、古民家を改装されてつくられたカフェの2階です。屋根裏部屋感がなんとも言えない、感じの良い場所。
参加者には九大農学部、福女の学生以外にも、佐賀大生、山口大生などが集まり個性豊かな面々となりました。
まず最初にお互いの自己紹介を含んだアイスブレイクから。
ここでは、自分と関連するキーワードを紙に書き、それを見せ合うという「マトリクス自己紹介」を行いました。制限時間が終わっても話が終わらないなどの盛り上がりでした。
次に導入ワークを通して「普段自分がどのような基準で食品を選んでいるか」を考え、共有し合いました。
導入ワークが終わると、いよいよ本ワークに移ります!
本ワークでは、4つの「農」と「食」に関するテーマから参加者が1つを選んでそのテーブルに着き、プレゼンターを交えて皆で議論をしました。
1テーブル30分でそれをもう2回繰り返し、計3回違うテーマの議論をする事になっています。
ここで4つのテーマを簡単に振り返ります。
・遺伝子組み換えの可能性と問題点について
遺伝子組み換えは本当に悪い事なのか、健康への被害はあるのか、そもそも遺伝子組み換えの研究がされるようになったのは何故で、どんな人の為になるのかなどを考えさせられました。
・糖質について
糖質制限の弊害、様々な食べ物に含まれる糖質の量、ロカボ、PFCバランスの移り変わりについてを学べます。特にダイエットなどで糖質制限をしてしまいがちな人にはしっかり考えてもらいたい問題です。
・6次産業化について
6次産業化への参入の仕方や難しさ、成功などについて事例をもとにたくさんの知識を得られます。生産者さんの工夫やこだわりの詰まった6時産業化製品を買いたくなりました。
・和食について
和食の現状、和食を守る意義、和食の良いところなどを議論しました。「和食は良い」と口では言っているけど、実際のところどうなのかと思って現状を知ると、かなり衝撃的です。
こんな個性豊かな4つのテーマで話し合いをしました。色んな立場の人からの意見も貰い、運営していたAPiQのメンバーにとっても学びがある時間となりました!
最後に導入ワークと同じ内容での振り返りをしました。
意見は最初と変わらない、という人も多くいましたが中には「生産者さんが作った六次産業化商品を買ってみようと思うようになりました」という人も。
他にも「今日来てよかった」という声も聞けてイベントの運営に携われて本当に良かったなと思いました。
運営メンバーのみんな、参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました!